2010年、12月25日 午前4時ちょっと前 ももは重い病気のスーツを脱ぎ捨てて、ふんわり軽い天使になりました。 前日から、食べ物を食べなくなりました。 おしっこの回数も減りました。 でも、私が作るごはんをスプーンにのせてお顔に近づけると 必ず顔を持ち上げて、ぺろぺろとなめてくれました。 そして、もういらないと、スプーンを手で遠ざけるのでした。 もうすぐなのかな・・・ 覚悟はしていたので、せめてそばにいようと 前日も前々日もほとんど寝ないでももをみていました。 抱っこしたり、 むくみで目が隠れてしまうほどの時は、マッサージして流しました。 ハムスターは触られることがストレスなので、どうかと思い ましたが、ももは気持ちよさげにしていました。 心が通じているようで、ももがいとしくて、涙がぽろぽろ出ました。 強烈な睡魔に襲われ、気がついたら眠ってしまっていました。 1時間ほどたっています。 はっと起き上がり、ももを見ると、一人で逝ってしまった直後 でした。 体は温かく、目を瞑り、眠っているかのようでした。 とても美しくて、彼女の穏やかで優しい性格がそのまま表情に 表れていました。 最後の力を振り絞って、トイレにいき、おしっこをした後、 倒れこんでしまったようです。 もも、きれい好きだったものね・・・・ 動けなくても、這ってトイレにいってたよね。 おもらししていいのに。 そして、お耳をピンと元気よくたてたまま、亡くなっていました。 病気になるとハムスターは耳を寝かせてしまうようです。 きっと、耳をたてることにも、エネルギーを使うのでしょう。 でも、ももは一度も耳を寝かせることはなく、片方がへちゃげても、 もう片方は頑張って立てて気力をアピールしていました。 お母さん、あたしは大丈夫だよ、 そんなに心配しないでね。 そう言ってくれていたのかもしれません。 こんなに強くて優しい性格の子とめぐり合えた幸せを、感謝 せずにはいられません。 ひつぎを作り、お弁当を包み、明るいかわいいおふとんを かけてあげました。 もも、お弁当は、あちらにいるお友達にも分けてあげてね。 その日のうちに火葬しました。 臨済宗のお寺に隣接するペット火葬場があり、みなさんとても 親切で、安らかに見送ることができました。 25日は寒くて空気が澄んでいました。 青空でよかった。ももはきっと迷わずハムの国へいける。 同じ日になくなった動物たちがほかにもいました。 待合室では、それぞれの家族がいとしい家族との別れに 涙しておられました。 家族で動物に対しての愛情や価値観が同じなのは本当に 羨ましくて、ひとりでぽつんと拾骨を待つ時間がとても 長く感じられました。 「ハムスターさんにしては、骨がしっかりしていますね。 よく残っていますよ」 と言われ、ちょっと笑えました。 骨太女子のももだから、心臓を肋骨に守ってもらえたのね! 帰宅してからは、 ちょっと魂がぬけてしまったかのように、呆然としてしまい、 あまり覚えていませんが、 こんなにも喪失感を味わったのは初めてです。 毎日1対1で交流してきたからかな。 ケージに回し車をセットして、ごはんもたくさんいれて、 ももの骨壷をお気に入りの木の台の上に置きました。 ふと、ケージの隅の新聞紙がもりあがっているのに気がつき、 めくってみると、ひまタネやかぼちゃの種、くるみなどが 几帳面に集めてありました。 腫れ上がって使えなくなっていた頬袋なのに・・・・・ 彼女のいじらしさに 声をあげて泣きました。 もも、大好きだよ、本当にあなたのことを尊敬します。。。 夜、小さな骨壷を抱きしめて眠りました。 もも、本当にさようならだね。 もも:ちょっとみんなとたくさん遊んだら、また生まれ変わるから まってて! そんなに落ち込んだら老けますよ。 飼い主:またうちにきてくれる?楽しみに待ってるからね。 最後になりましたが、 いつも親身になってくださった、ももの主治獣医さんと スタッフの皆様(素敵なお花をありがとうございました) 心優しいどうぶつの気功師さん、 孫のようにももを心配してくれた優しい実家の両親、 ももを応援してくださった友人、みなさま、 本当に本当に、ありがとうございました。 しばらくはつらいですけれど、もものためにも頑張ります。 長文を最後までお読みいただき、感謝いたします。 もも、きっと、天国でみんなに会って、お土産を一緒に食べて、 きっと元気に遊んでいます。 milprimavera ももの飼い主
by milprimavera
| 2010-12-26 14:20
| momo
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